ブッダの教えを数学的に説明①

ブッダの教えを数学的に解説

はじめに

皆さんこんにちは
社会人ブッダ~毎日が仏道~に来ていただきありがとうございます。
前回の記事ではブッダの教えを具体例を通じで説明しましたが
数式のほうが理解しやすい!覚えやすい」というような方もいると思うので
今日はその数式を記事にしようと思います。

ブッダの教えを数式で表すと次の2つになります

  1. 幸福=快感÷執着(欲望)
  2. 苦しみ=痛み×抵抗

今日はまず1つめの幸福=快感÷執着(欲望)について説明しましょう

幸福=快感÷執着(欲望)とは

勘の良いひとならこの式の本当の意味することが分かるかもしれませんね。

そう。
これはつまり「今、あなたは幸せなのです」ということを言っています

仏教用語で言えば「知足(ちそく)」と言います。足りていることを知ればおのずと幸せを感じることができます。
しかし、多くの人が執着(欲望)のせいで幸福に気づくことができていない状態になっています

さぁ今回も食欲という具体例を通して理解を深めていきましょう。

最初はお米とみそ汁と漬物で満足していた人がいました。
ある日、ラーメンと焼肉を初めて食べました。ラーメンと焼肉のおいしさを知ってしまったのです。
その日から「ラーメン」を食べたい「焼肉を食べたい」という欲求が強くなっていきます。
するとラーメンや焼肉を食べたくても食べられない状況があればイライラしたり苦しみだすのです。
この時に多くの人が
「ラーメン・焼肉を食べられないからイライラしている。ラーメン・焼肉を食べることができればイライラは無くなる」と考えてしまいます。

ブッダの教えでは違います。
「ラーメンや焼肉を食べたいという貪る心が幸福を減らしている。燃え盛っている貪る火に気づきなさい。燃えすぎないようにラーメンを食べたい。焼肉を食べたいという貪る火を少しずつ小さくしていきなさい。そしてお米とみそ汁と漬物でも満足していた日々を思い出しなさい」
ということに気づかせてくれるのです。
この燃え盛っている火に気づかなければお米とみそ汁と漬物を食べても
「ラーメンや焼肉のほうが食べたい」と思ってしまい
目の前の食事の美味しさ(快感=幸福)に気づかなくなります。


快楽に親しまない者は大いなる幸せを得る

現代の日本はおいしい食事で溢れています。
それがあたかも人類が到達した最高の食社会と思われていますが見方を変えれば、幸福を減らす原因である欲望が溢れた食社会なのです。
お腹を膨らすことだけで既に幸福だったはずなのに、美味しさを追求し続ける欲望がその幸福を減らしています。

TVやyoutubeをつければ、おいしそうにビールを飲む有名人、おいしそうな料理を食べるyoutuber、
あたかも同じものを飲むこと、食べることで更なる幸せを手に入れることができると勘違いしていまいます。

改めて問います。
それを食べないと幸福な食事は手に入れられませんか?

アルコール好きの人はこの例えだけで充分です。
「お酒を知る前、お茶やジュースでは不幸でしたか?」

あなたはすでに幸福なのです。
このことに気づかせてくれるのがブッダの教えです。
食事を例に使いましたが、食欲だけでなくいろいろな欲も同じ仕組みです。

そんなこと言っても既に色々な欲にまみれてしまっている。もう戻れないじゃないか・・・
と思っている方もいるかもしれませんが
戻れます。

何故なら皆さんは幸福を減らす原因を本日知ることができたからです
苦しみの原因となっていることを意識して少しづつ執着(興味)を減らす精進をしてください。

だれでもできます。

本日も読んでいただきありがとうございました。

皆さまとの御縁に感謝します。

次の記事では2つ目の式について説明しましょう。

それではまた。

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