はじめに
これまでの記事で「執着が苦しみを生むので執着しないようにしなさい」と説明しました。
なるほど!と思ってしまった方もいるかもしれませんが
しかし!
これは「悪い人に気を付けなさい」と説明しているくらいの不親切なのです。
「悪い人に気を付ける。悪い人に気を付ける。。。ところで悪い人って具体的に何?」
ということで今日は
苦しみを減らすために具体的に何に気を付けなければならないのか
ということについて記事していこうと思います。

ブッダと呪術廻戦について
ところでブッダの肉声が書かれていると言われる初期仏典のなかでも
ブッダは悟った後に何度も悪魔と対峙している記載があります。
呪術廻戦的にいえば怨霊ですね
あ!オカルトなことではないので安心してくださいね
この怨霊というのは執着のことです。
ちなみに全てブッダのコールド勝ちです。
五条悟もブッダには負けるでしょう。
同じ「悟る」でもレヴェルが違うのです。
私もブッダの教えを知ってから気づきました。
仏道を歩むことによって怨霊(執着)を見ることができるようになるのです。
仏道を知らなければ怨霊に取りつかれていることにも気づいていませんでした。
それでは皆さんも怨霊の種類をしって今日から呪術師の仲間入りしちゃいましょう。
領域展開!
呪術廻戦を知らない人を置いてけぼりにしていることは気にしません。
そろそろやめます。
ちなみに呪術廻戦の三大怨霊と言えば菅原道真、平将門、崇徳天皇でしたね。
ちなみに五条悟と乙骨憂太が菅原道真の子孫という設定であり・・・
石を投げないでください。
呪術廻戦の話は本当にもうやめます。
ブッダが教える三毒とは
ふざけながらも三大怨霊の話をしたのは仏教の言葉でも苦しみを生み出す大きな原因として三毒というものが言われているからです。
「貪瞋痴(とんじんち)」と言われています
それぞれ説明しましょう。
これを知っていることで執着に気づく能力が劇的にあがります。
その結果、執着を捨てることができる機会が増え、より苦しみが減ります。
①貪欲(とんよく)
字のごとく、貪る(むさぼる)心です。もっともっとという心が苦しみを生むのです。
数式の時にも書きましたが「知足」にもつながります。
今のあなたで十分に幸せなのに
「もっと美味しいものを食べたい」
「もっと楽をしたい」
「もっと認められたい」
「もっとモテたい」
「もっと金持ちになりたい」
という貪りがあなたを苦しませているのです。
ちなみにブッダが気をつけろと言っている貪りは五感(目、耳、鼻、口、触)にも言及しています。
具体例を出して、より理解しておきましょう。
・見ること(きらびやかな装飾品や宝石、映画等のエンターテイメント)
・聞くこと(音楽等)
・嗅ぐこと(香水、アロマ等)
・味わうこと(おいしい食事)
・触れること(着心地等)
注意が必要なのはこれらすべてを否定しているわけではなく
あくまでこの五感に対して「もっともっと」と欲求を働かせることが毒なのです。
なので日々の中で五感に対して貪っていないかを意識すればいいでしょう。
②瞋恚(しんに)
自分の思い通りにならないことによって生じる怒り(ネガティブな感情を含む)です。
仕事を早く終わらせたいのに、パソコンがうまく動かないとか
彼女にプレゼントを渡したのに、全然喜んでくれないとかでしょうか。
思い通りにしようとして苦しみが発生していることは毎日あるのではないしょうか。
③愚痴(ぐち)
真理を知らず迷妄すること。
妄想することの欠点を知らないことと言っても良いでしょう。
個人的には3毒のうち一番重要なのは愚痴ではないかと考えています。
貪欲や瞋恚はこの愚痴(妄想)から強力な毒に変異していっている場合が多いです。
もっともっと思う貪欲は妄想の中で膨らみ継続します。
自分の思い通りにならない怒りは妄想の中で膨らみ継続します。
この妄想をコントロールすることができれば、貪りも怒りも大した強敵ではありません。

まとめ
- もっともっとという執着が苦しみを生んでいる。
- 自分の思い通りしようとする執着が苦しみをうんでいる
- 貪欲や瞋恚が苦しみを生んでいるというような真理を知らず、妄想し続けることが苦しみを生んでいる。
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